ノーベル平和のカイラシュさんが来日

未分類|2016/12/18 posted.

2014年にマララ・ユフザイさんと共に
ノーベル平和賞を受賞されたカイラシュ・サティヤルティ氏が
5月13日~17日まで来日していました。

カイラシュさんは児童労働問題に長年取り組んでいらっしゃいます。

ところで、児童労働とはどんなことを指すのでしょう?
子どもにお手伝いやおつかいを頼んだり、
若くして起業する、中学卒業後に働き始める・・・など
身近なところでも、どこからどこまでなのかわかりにくいかもしれません。

国際条約や法律では、次のことが児童労働と定められています。

・12歳未満が軽い労働(各国の法律で認められているもの※)を行うこと
・15歳未満(原則)が義務教育を受けずに働くこと
・18歳未満が、危険で有害な労働や、最悪の形態といわれる労働に就くこと

2013年には世界の児童労働者(5歳-17歳)は約1億6800万人、
これは世界の子ども人口(5~17歳)の10.6%にあたり、
世界の子どものおよそ9人に1人が児童労働に従事している現状があります。

一方で2008年の推計と比べ4700万減っているという報告もあり、
カイラシュさんをはじめとする取り組みの効果が表れているともいえます。

しかし児童労働から子どもを救出する現場は過酷で、
カイラシュさん自身も児童労働に加担する側から襲われたり
仲間を銃や暴行で2人失ったことがあるとのこと。

安い働き手として子どもの労働力に対する需要は高く、
児童労働を失くす活動をすることでさえ危険な状況があることを
驚くのか、そんなもんかと思うのか、
様々な反応があるでしょう。

日本では「児童労働」というテーマに触れることは
「意識高い系」と括られることもしばしば。

「児童労働に従事している子どもがあなたの知っている人だったら」
なんていう問いかけも、意識高い系の人が考える事で
自分には関係ないという感覚が一般的かもしれないし、
ある意味それが自然なありようかもしれません。

児童労働、環境問題、貧困など
様々な問題が絡み合い、どこから手を付けたらいいか難しい課題で
自分が当事者でない場合、
解決策を考えたり行動に移すことのハードルは高いもの。

それでも、グローバル社会に生きている時点で
当事者ではあるんですよね。

食べ物や服、電子機器など、日常生活の中で
当たり前のように身の回りにある先に、
当たり前のように存在しているのが
児童労働や環境問題、貧困などの課題でもあります。

多くのモノ・コト・情報に溢れている昨今だけれど
理解できていないこと、解決できていないことは多い。

そんなことを気づかせてくれる存在でもある、カイラシュさんでした。